意外と知られていないグランドハープのこと

みなさんこんにちは。

私はハープを勉強中なのですが、そのことを言うと多くの方からハープに関するいろいろな質問をいただきます。

確かに、冷静に考えたら日頃ハープを身近で見たり聴いたりする機会ってあまりないですよね💡 そこで、今日はよく寄せられる質問をまるっと紹介しちゃいます!

※ハープにはいろいろなサイズ、種類のものがありますが、ここではグランドハープ(オーケストラにのっている大型のハープ)についてお話します。

Q: 弦は何本?

はい、出ました。47弦です!

そして付随してよく聞かれる質問に以下のものがあります。

Q:弦の並びはどうなっているの?

ドレミファソラシド……と並んでいます。赤い弦がド、青い弦がファです。案外単純ですよね。

gen

Q:調弦するの大変じゃない?

これよく聞かれるけれどそういう見方をしたことがないのでいつも面食らいます。料理人に「材料切るの大変じゃない?」って聞くようなものだと思うんですけど…(笑)そんなこと言うと冷たい人だと思われてしまうので「意外と時間かからないですし、無心で調弦する時間は個人的には好きです」と答えています!

でも先日ベーシストの方に「僕なんて4本調弦するだけで面倒ですよ!」って言われてまあ確かに47は多いかあと思いました。

Q:どうやって調性を変えるの?

足元にペダルが7本ついていて、これを用いて変えます。ペダルはそれぞれドレミファソラシに対応していて、たとえばドのペダルを操作すれば全てのドの弦の音が変化します。

pedalharp

ペダルは3段階になっていて、一番上にある状態でフラット。真ん中がナチュラルで、一番踏み込んだ状態がシャープです。

pedal02

7音全てにペダルがあるということは…ピアノで黒鍵のない部分、つまりシのシャープやドのフラットも作ることができます。また、ファのシャープとソのフラットのように同音も簡単に作ることができるため、コードを演奏しているかのようなグリッサンドを作ることができるんです!

ちなみに、ペダルが全て上に上がった状態が解放弦で、変ハ長調にチューニングします。

Q:どんな譜面なの?

弦の並びがドレミファソ…と並んでいるのはピアノと似ているところ。よって、譜面もピアノとほぼ同じです。

humen

ラリビエ音階練習

違うところはペダル操作が書いてあったり書き込んだりする点でしょうか…この譜面にはないけれど。

Q:弦は何でできているの?

場所によって違います。上の方(高音の方)はナイロンの細くて柔らかい弦、真ん中らへんはガット弦でテニスラケットと同じ素材です。高音はよく切れるのでたくさん予備を用意しないといけません。弦代は地味にかさみます。

gen

さらに低音になるとスチール弦です。錆びないようにたまに拭いてあげます。

Q:「高そう!」

高いです。

多くの場合楽器って入門機があって比較的安価に始められるものだと思うのですが、グランドハープはそうはいかないので敷居がべらぼうに高くなってしまいます(スチューデントモデルなどはありますがそれでも軽自動車買えてしまう)。

ですが、中級機や最高級のものの金額はヴァイオリンなどに比べると常識的な範囲に収まっているので、クラシック界隈の人には「意外と安い」と言われます。

 

以上、本当によくされる質問だけをここにまとめさせていただきました。 明日使える豆知識として持ち帰っていただけますと幸いです😊✨

その他、ハープにまつわる質問や取り上げてほしい題材があればぜひツイッターの方にご意見お寄せください! @cosmusica_net

ABOUTこの記事をかいた人

ノリコ・ニョキニョキ

COSMUSICA編集長。1989年イギリス生まれ。東邦大学医学部医学科中途退学、東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科卒。IT企業、外資広告企業勤務を経て現在フリーのライター、編集。2016年6月にCOSMUSICA立ち上げ。ハープを勉強中。