【レディース】本番靴選びエピソード・弦楽器編

女性弦楽器奏者のみなさま、こんにちは。今日は本番の靴選びについてまとめてみます。

ドレス用と黒服用を持ちたい

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小さい頃はいつもこんな感じの靴でよかった

弦楽器奏者はドレスのときはうんと華やかですし、オーケストラのときはオール黒なので、ドレスコードの幅が広め。ドレス負けしない靴と、黒スタイルに合う靴と、少なくとも 2 種類のレパートリーがあればいつでも本番出動可能です。

歩きやすい、脱げない、安定する、痛くない、でもオシャレ…靴はそれぞれのシンデレラごとに好みがあると思いますが、本番に使える靴を選ぶポイントや買えるところをいくつかご紹介します。

ドレス用は「ダンス用」が人気?

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シンプルな形のパンプスが人気

ドレスは裾が長いので、うっかり踏んでつまずくこともあります。そのため「転びにくい」「歩きやすい」という安全対策は欠かせません。同じ理由で「脱げにくい」も必須。また広いホールですと、袖から出て舞台の中央までの歩き方は、お客さんにかなり注目されるもの。「キレイに歩ける」というポイントはとても大切です。

それらのポイントを総合して、歩きやすさと、見栄えの最大公約数となるヒール高を選びましょう。周りの人を見てみると、バランスを取りやすいから 3 cm という人から、気合いが入るから 7 cm でキメるという人まで、いろいろです。

バレエ用品メーカーのチャコットは演奏家にも人気。社交ダンス用シューズは靴裏がコルク柔らかく、かつヒール音もしません(ときどきヒール音がうるさいというクレームご意見をお客さまからいただくこともありますので…)。ダンス用とあって脱にくいし、心配な方にはバックル付きの靴もあります!

さらにチャコットが人気なワケは、カラーバリエーションにシルバーがあること。シルバーはどんな色のドレスにも合い、チラッと見えた時にも高級感があります。もちろん黒だって大丈夫ですが、色合いによってはコーディネートとしては重たく見えることも。

黒服用にもう一足

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オーケストラの本番などで黒服を着るシーンでは、靴ももちろん黒でそろえます。TPOによっては黒服×銀の靴でもアリだと思います。

黒いパンプスという視点で見れば、どこででも買えるのですが、ここでも気にしたい「歩きやすい」「脱げにくい」そして「形が良い」。加えて、舞台に乗る人の人数が増えるほど、ヒール音を抑えたいところです。

OLさん用の「楽チン」系のパンプスは、幅が広めの靴もあったり、中敷のクッションも効いて履き心地が良いです。働き盛りの女性が使うようなファッション通販が、結構穴場だったり。そういったブランドではバックル有り無し・エナメルとツヤ消し両方でラインアップしていることも多いので、好みに合わせることができます。

サイズがなくて…

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黒靴の項で通販の話が出ましたが、わたしは足が大きめなので、靴に関しては常にアンテナを張っていた結果ようやく見つけたものです。サイズがあまりないので、もはや値段<サイズということで、安い靴屋さんからネット通販まで視野に入れていました。

値段と質は比例することが多いけれど、不思議と安いお店はサイズが豊富なこともあり、サイズを見つければとりあえず片っ端から試しています(笑)。ときどきお値段以上に履き心地が良い靴に出会うこともあります。

足がかなり小さめの方や、幅広の方も靴探しは大変と思いますが、日頃から常にアンテナを張っていくことで、ある日理想の靴に出会えるような気がします。まるで楽器探しのような話ではありますが、気分良く舞台に上がれるステキな靴が見つかりますように🎶

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ABOUTこの記事をかいた人

原田 真帆

栃木県出身。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学器楽科卒業、同声会賞を受賞。英国王立音楽院修士課程修了、ディプロマ・オブ・ロイヤルアカデミー、ドリス・フォークナー賞を受賞。2018年9月より同音楽院研究課程に進学。第12回大阪国際音楽コンクール弦楽器部門Age-H第1位。第10回現代音楽演奏コンクール“競楽X”審査委員特別奨励賞。佐々木美子、山﨑貴子、澤和樹、ジェラール・プーレ、小林美恵、ジャック・リーベックの各氏に師事。弦楽器情報サイト「アッコルド」、日本現代音楽協会HPにてコラムを連載。