こんにちは、ヴァイオリニストのハルカです♪ 連載第3回目となる今回はクラシック音楽ではなく、映画音楽をご紹介したいと思います。
フィギュアスケートの曲にもたびたび用いられているので、きっと聴いたことがあるという方も多いでしょう👂
『ラヴェンダーの咲く庭で(Ladies in Lavender)』(2004年)
あらすじ:イギリスの美しくのどかな漁村に、2人の老姉妹アーシュラ(ジュディ・デンチ)とジャネット(マギー・スミス)が暮らしていました。ある日、謎の青年(ダニエル・ブリュール)が流れ着きます。2人の家でしばらく療養した青年は、意識が戻ると異国の言葉を話し始めます。アーシュラとジャネットは意思の疎通に苦労しますが、彼が音楽に反応を示したことから、彼がヴァイオリン弾きであることがわかるのです。そして、アーシュラにも、ある感情の変化が訪れ…?
ヴァイオリンとオーケストラの幻想曲(ナイジェル・ヘス作曲)
この曲は、好きな人に会いたくなる気持ちをかき立てるような…また、切なさや寂しさが漂っているような感覚を抱きます😢 『ラヴェンダーの咲く庭で』の最後にこの曲が流れるのですが、3人で過ごした日々が蘇ってきて、涙なしでは聴けません…。
作曲家のナイジェル・ヘスはイギリスの作曲家で、今もテレビ番組から映画音楽まで幅広いジャンルの楽曲を手がけています。
劇伴のヴァイオリン演奏を務めるのは、アメリカ出身の世界的ヴァイオリニスト、ジョシュア・ベルです✨ 彼はこの映画だけでなく、映画『レッド・バイオリン』においてもヴァイオリン・ソロを演奏しています!
(いつか「レッド・バイオリン」についても書きますね…!)
映画から生まれたヴァイオリン名曲
ヴァイオリンを演奏するシーン、これは演奏家ならその演技のクオリティーが気になってしまうところですが(笑)、この映画の場合は本当に弾いているような演技とカメラワークで、演奏シーンに違和感を感じなかったところが、個人的に重要なポイントでした!
次回も映画を通して有名になった楽曲をご紹介したいと思います♪ お楽しみに!
月元 悠
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