祝ご入学! 卒業生が伝える「音大生活をより有意義なものにするため、やっておきたい5つのこと」

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!

音大生活の幕開けですね。長い長い受験も終わりやっとキャンパスライフ…ですが音楽家としてのスタートはこれから!この4年間を有意義なものにするために、今すぐやっておきたいことをお伝えします。私もかつては地方から上京してきた音大1年生で、10年経ち社会人となった今だからこそ気付いたことを5つまとめました。

音大の上級生の方も心機一転、読んでみてくださいね。

1 4年間の目標をつくる

2 日記をつける

3 練習時間を計算する

4 大学に関する情報収集

5 ビジネスマナーを勉強する

 

1 4年間の目標をつくる

4年間は長いようであっという間です。楽しいことも苦しいことも数え切れないほど起こり、レッスンに追われているうちに目まぐるしく毎日が過ぎていきます。そのためにも《自分の目標・理想》をもっておくのがとても大切です。あのとき、こうしていればよかった! などと後悔しないように、今から目標や理想を具体化しておきましょう!

《①自分の理想の姿を想像する》

まず、自分が音大を卒業する時の理想像を想像してみてください。「こういうことができるようになっている」「コンクールで賞をいただく」「この曲を演奏する」などなんでも OK です。

具体的に考え、思いつくものをできるだけたくさん挙げるのがポイントです。「〇〇さんのようになっていたい」ということでもよいでしょう。そのとき、なぜその人になりたいか? どのようなところに憧れているか? まで掘り下げていくのをおすすめします。

《②理想の姿になるためにやるべきことを考える》

次に①で見えてきた理想の姿にどうすれば近づけるかを考え、そのためにやるべきことを挙げます。例えば、「学内オーディションに合格して室内楽演奏会に出演する」というのが目標であれば「学生でアンサンブルを組む」というやるべきことが出てきます。

もしもそこから深堀りしていくのであれば「弦楽四重奏を同期で作る」「室内楽の授業を履修する」など項目が増えていきますし、逆に「アンサンブル団体でコンクールに出場し賞をとる」など、①で考えるような理想の姿や目標が生まれてくることもあります。

《③大学生活でやってみたいことを挙げる》

最後に、①も②も関係なく大学生のうちにやってみたいと感じることをたくさん挙げてみましょう。大学生活をめいっぱい楽しむことはとても大事で、一生に一度しかないこの期間はかけがえのないものです。

友人と音楽について夜通し語りあったり、たくさんの先生のレッスンを受けたり、学生券で色々な演奏会に足を運んだり。他にもやってみたいメイクや髪型に挑戦したり、旅行に行くことだって人生の大きな経験です。

2 日記をつける

毎日一言でもよいので文章を残しておくと、後から見返したときに振り返ることができるので、自分の成長を実感できるでしょう。また、脳内の整理になるので思考がミニマル化することにも繋がります。

一日のうちで感じたこと・できるようになったこと・悩んでいることなど、なんでも良いので書くというスタンスが一番続けやすいです。ノートや日記帳で残していくのももちろんよいですし、ブログやnoteなどデバイスを使って記録しておくと手軽にできるのでおすすめします。

レッスンの記録も残しておくと将来の自分にとって大きな財産となります。私自身、今でもレッスンノートを見返すことがよくありますが、10年経ってからでも気付きが多くあります。

3 練習時間を計算する

小さい頃から音楽の訓練を受け、練習に慣れている人も音大という環境に飛び込むということは特別な経験です。毎週必ずあるレッスンや室内楽・オーケストラなどの実技の授業、そして仕事やコンクールのためにさらう曲など、今までの比ではないくらい忙しくなることでしょう。その中で計画的にたくさんの曲を仕上げるためには、練習時間をできるだけ細かく測っておくのが効果的です。

例えば、オーケストラの曲をさらうとすると、楽語を調べる時間、作曲家や曲の背景について勉強する時間、音源を聴く時間、スコアを見る時間、パート譜を練習する時間など工程がたくさんあるはずです。それの時間を全て測って記録しておくと、何にどれくらいの時間がかかるのか分かり、また次に似た性格の曲に取り組むときに、効率的に計画を立てることができます。

それだけではなく、大学1年生からの練習時間をすべて記録し蓄積しておくと、自分の努力が数字になって表れます。練習は時間だけでなく効率や内容が大切なのはもちろんのことですが、数字という指標があることで大きな自信に繋がるのではないでしょうか。

4 大学に関する情報収集

かなりざっくりとしたタイトルですが、とにかく入学したての頃は何においても情報収集が肝です!

例えば、

  • 履修する科目はどの先生の何の講座にするべきか?(学び・面白さ・単位の取りやすさetc)
  • 練習場所確保のコツは?(予約する時間・響きが良い部屋・意外な穴場etc)
  • 自分の大学の強みは?(縦の繋がりがあるか・入賞歴・進路・他の大学とは違うカラーetc)

などなど、挙げればキリがないほどたくさんあります。

コツは、先輩や知り合いに聞くこと。インターネットでも調べれば情報は出てきますが、そのような情報は誰でも入手できるので「実は…」というような内容は大学のことを知り尽くした先輩にお伺いするのが一番よいです。まだ聞ける人がいない…という人は、同期に一人は必ずいるような情報通の人に教えてもらうのもあり!

大学の特徴に関しては、進路選択段階でかなりリサーチしているかと思いますが、改めて知っておくのも大切です。うちでは当たり前だったけど外に出てみるとよくも悪くもギャップだった、ということは多々あります。ゆくゆくは世の中に出ていくことを念頭に置いておくとよいでしょう。

5 ビジネスマナーを勉強する

音大生になると先生や先輩からお仕事をいただくこともしばしば。大学を卒業する前からすでに演奏家として活動していくパターンが多いので、大人と関わる機会が多く出てくるはずです。そのときに必要になるのが、ビジネスマナーです。

まずはメールの打ち方の基本を覚えておくと、お仕事をするときにとても役に立ちます。「お世話になっております」「よろしくお願いいたします」といった基本的なものだけでなく、相手を気遣うちょっとした言い回しの引き出しをもっておくとビジネスの場では困らないでしょう。いただいたお仕事でパフォーマンスを発揮するためには振る舞いやマナーも大切だということです。

 

この5つの項目をクリアすると、この先の大学生活が有意義なものになります。新入生の今の時期にやっておくことで他の人とぐっと差をつけられます。楽しみなことも不安なこともたくさんあるかと思いますが、あなたの音大ライフが素敵に経験になるよう、COSMUSICAが全力でサポートしていきます!

改めて、ご入学おめでとうございます!

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ノロショウコ

ノロショウコ

札幌市出身。国立音楽大学卒業、東京音楽大学大学院科目等履修生修了。東京国際芸術協会オーディションに合格、新人演奏会に出演。オーボエを宮本文昭、荒絵理子、小林裕の各氏に師事。