進め! ヴァイオリンおけいこ道 第30回「靴を履いても弾ける?」


今週もおけいこ道のお時間がやってまいりました。ヴァイオリン弾きの卑弥呼こと原田真帆がお送りいたします。

今日は本番で履く「靴」について。演奏のみならず、靴もリハーサルしてみませんか?

靴もリハーサルが必要です!

本番靴って、普段履くものとは勝手が違うもの。本番になって、思いがけず脱げてしまったり、あるいは当たって痛かったり…。特に成長期のお子さんだと、気づかぬうちにサイズが合わなくなっていることもあります(たとえ数ヶ月の間にも!)。

本番直前には、一度「靴のリハーサル」もしておくと安心です。

何より、足もとが変わると姿勢が変わるので、かかとがある靴でも普段と変わらず弾けるように、慣れておく必要があります。おうちだと裸足だったり靴下だったりしますよね。男女問わずおしゃれ靴って少しかかとが上がるので、足全体が前のめりになりますから、自分の重心の位置をよく確かめましょう。

おうちでレッドカーペット…?

「靴のリハーサル」はわたしが中学生の頃に、ソルフェージュの先生に教えていただいたものです。その先生はピアニストで、ピアノはペダルの踏み具合も確かめる意味で、靴を履いての練習は大切というお話でした。そんなレッスン中のひとコマ。

母「なるほど、靴もリハーサルが必要ですね」

先生「ええ、絶対したほうがいいと思います」

私「靴か…庭で弾けばいいですかね」

先生そんな…おうちの中で新聞紙敷けばいいでしょ!

さすが先生、名ツッコミ。ボケた生徒にさぞあきれたことでしょう…と思えばさすがわたしの母、さらにボケてきます。

母「歩く練習もしたほうがいいかもしれませんね」

私「え? 新聞紙たくさん敷かないと!」

レッドカーペッド…??

レッドカーペッドを敷く仕草をする母に、笑い崩れる先生がいました。わたしも母もいたってまじめに言ってるんですけどね…なぜかこう、ボケになっちゃうんですよね…。

日頃から気にしてみる

客席から見ると、奏者の登場シーンって結構気になるもの。せかせかした歩き方だったり、きょどきょどした姿だと、マイナスの意味で印象に残ってしまうこともあります。

きれいな歩き方は一日にしてならず。そして、美しく歩くには足に合った靴が必要不可欠です。普段履く靴から自分の足に合う形を把握しておくと、靴を購入するときに役立つと思います。


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ABOUTこの記事をかいた人

原田 真帆

栃木県出身。3歳からヴァイオリンを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校・同大学器楽科卒業、同声会賞を受賞。英国王立音楽院修士課程2年在学中。第12回大阪国際音楽コンクール弦楽器部門Age-H第1位。第10回現代音楽演奏コンクール“競楽X”審査委員特別奨励賞。佐々木美子、山﨑貴子、澤和樹、ジェラール・プーレ、小林美恵、ジャック・リーベックの各氏に師事。弦楽器情報サイト「アッコルド」、日本現代音楽協会HPにてコラムを連載。