そうだ!「Spotify」で聴いてみよう!〜音大生におすすめの使い方


みなさん、「Spotify」はご存じですか。

最近よくテレビCMで見かける「Google Play ミュージック」や「Apple Music」「LINE MUSIC」といった定額制の音楽配信サービス同様、会員登録によって音楽が聴き放題になるサービスです。

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「Spotify」は音楽配信サービスの先駆けで、本国スウェーデンでは2008年にサービスが開始しました。日本においてはそこからかなりたってのスタートとなりましたが、その理由は「Spotify は無料会員でもいくらでも聴ける」から。日本市場は他の国よりも音楽の無料配信に対する抵抗感が大きいため、日本進出には慎重な姿勢で臨んでいたようです。

そういう背景もあって、Spotify において J-POP の楽曲はまだまだ少ないのが現状ながら、実はこのサービス、クラシック音楽のアルバムがとても豊富なんです。

(左:日本人も意外にあります・中央:ディスクで買うと高くなる外版も聴けます・右:このようにアーティストをフォローできます  ※画像はアプリのスクリーンショット)

でも、本当に無料で聴いていていいの? そんな配信聴いて楽しいの? そんな疑問に答えていきたいと思います。

どうして無料で聴けるの?

Spotify の無料会員は 30 分に 1 回、広告が入ります。テレビの民放番組を見ている感覚に似ています。この広告を出すスポンサーのおかげで、無料で音楽の提供を受けられるという仕組み。また無料会員は再生中の巻き戻しやスキップなどができず、ランダム再生のみ許されます。

有料会員は広告が入りませんし、好きな曲を好きな部分好きな順で聴くことがかないます。また音楽を自分のスマホやパソコンにダウンロードする権利も付きます。ちなみに、ダウンロードしたあとに有料会員を解約すると、ちゃんと聴けなくなるシステム*になっているんだとか。
*=ダウンロード楽曲を聴く際は、30日に一度、定期的に契約の確認が入るそうです。

ランダム配信で新たな楽曲に出会う!

さて、いくら無料とはいえ、ランダムでしか聴けないと言われると少しテンションが下がるかもしれませんね。しかし、ランダム再生こそが今回オススメしたい聴き方なのです。

たとえば現在ブラームスの作品を勉強しているとしましょう。ブラームスと言えば管弦楽曲も多くあるし、ピアノ協奏曲も有名、けれど室内楽もたくさんあって…。ある日レッスンで先生に「ブラームスのほかの作品を聞いてご覧なさい」と言われても、一体何から聴いてよいのか迷ってしまいますよね。そんなときは Spotify の出番。まずはアプリで「Brahms」と検索してみます。

するとブラームスのページが出てきました! これを「シャッフルプレイ」すると、Spotify に登録されているさまざまなブラームスの楽曲がランダム再生されるのです。 作業中や仮眠中に流しておけば、思いがけない出会いが期待できます。自分では触れてこなかったジャンルの音楽に出会うチャンスを作れるのです。

気になるなら「お金を払う」

それでもやっぱり、音楽が無料で聴けるって抵抗があるな…と思う方もは、もう思い切って月額会員になってしまいましょう。Spotify は再生回数に応じて、ミュージシャンにロイヤリティが入る仕組みになっているので、アーティストにとってはたくさん聴いてもらったほうが良いのです。

音楽だけでなく、映像(プライムビデオや hulu など)も本( Kindle Unlimited など)もどんどん定額化の流れですから、いずれにせよ数年後には課金者が増えるのではないかと予想します。

筆者の場合は、今は新しい音楽に出会うためのツールとして Spotify を使っています。再生する中でお気に入りを見つけたら、そのアルバムを買っています。

なお現在海外では月額会員の学割もあり、約半額になるそうです。そう遠くない未来に、日本でも導入されるといいですね!🎧