みなさんこんにちは!
ソプラノ歌手の遠藤采(えんどう・さい)です。
今日は、声楽家にとって非常に大事な役割を担うドレスについてご紹介します。
声楽家は楽器を持たないため、他の演奏家の方よりも大きいドレスを着ることが多いです。大きいというのはウエストなどのサイズのことではなく、スカートの広がりがボリューミーだったり、デザイン的にも控えめというよりは派手めというイメージ。もちろん曲目や演奏会のコンセプトに合わせて何を着るか決めているので、シンプルなドレスも必要です。
実際どんなドレスを持っていてどんな風に使い分けているの? という部分を、今日はご紹介していきたいと思います!
ゴールド
・通称「からし色」のドレス
・あまり被らない珍しい色なので複数人で出演するときに活躍
・ディズニーのベルみたい! とよく誉められます♪
・特殊の生地なのか、すぐシワができるため持ち運びに一苦労。家を出る直前にしまって会場ついた瞬間に出さないとすぐシワになります…
ライトブルー
・そのまま着るとシンプルなデザインで、宗教曲や歌曲など落ち着いた曲に合う
・アクセサリーやパニエを入れることで、派手に着ることもできるため、万能ドレス
・ソロにも、アンサンブルするときにも使える
・何よりもアウトレット商品でとってもお得に購入!! (値段は秘密♡)
レッド
・ソロコンサート用に購入した大きいドレス
・単色で一見シンプルだけれど、腰から足元にかけて薔薇の花がついていることと、シワ加工?がされていて、あまり見ないデザインに惹かれ購入
・何重にもパニエが入っているため重い(腰痛)&キャリーケースに入れるときに無理やり詰め込まないと入らない…
チューリップ
・通称チューリップドレス
・優しい色合いと、チューリップみたいな見た目なので、幼稚園や小学校で演奏するときに使っています
・下が何枚も層になってて、ふわふわしている。しかし、下手に歩くと思いっきり踏んでしまう
マリンブルー
・買った決め手はとにかく派手だったことと水色が好きだったため!
・協調性皆無のためソロ向き
・オペラアリアなどの派手な曲向き
・中に何重にもパニエが着いてるため広がるが、あまりの重さに翌日腰痛になる
ブラック
・とにかく地味にならなければならないとき用ドレス
・芸能人の後ろで歌うときに使用したが、声楽家はあまり着る機会が少ないドレス…。伴奏者や、オーケストラの人たちは、よく黒ドレスを着ます
セパレートドレス
・上下が別で、着脱がとにかく楽!!!!
・白いドレスはウエディングドレスのようになってしまうので避けてしまう人が多いが、この白のセパレートドレスは、ウエディングドレスぽさがなく、気軽に着ることができる
おそろい♪
・よく一緒に演奏する人とは、お揃いでドレスを買ったりします
・彼女とは私服も相談せずに被るので、ドレスの好みもばっちり合ってこれまでに2着購入(^^)また買う約束もしています(笑)
ほかにもあるのですが、このくらいで…!
本番を重ねると色々な種類のドレスが必要になってきますが、デザインだけでなく着やすさや持ち運びのしやすさもドレス選びの大きなポイントなんです。ドレス事情に詳しくなりすぎて、友達のドレスを見て「それ○○で売ってるやつでしょ?」とわかってしまうくらい(笑)
というわけで、声楽家のドレス事情をご紹介しました! お楽しみいただけていれば幸いです。
今後演奏会へ行かれる際は、演奏だけでなくドレスにもぜひ注目してみてくださいね♪
遠藤采
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