みなさんこんにちは。突如春がやってきてまわりの環境も慌ただしく変化しております。私はというと、4月始まって早々、28歳になりました。
誕生日プレゼントにはメゾン・ド・ショコラのマカロンとチョコレートをこれでもかというほど買ってもらったので、毎日のティータイムがちょっとぜい沢になりましたよ。
今日はそんな浮き足立った気分の日にぴったりな特集、チャイコフスキーのバレエ音楽を楽しむ回としたいと思います。
チャイコフスキー×バレエ
みなさんご存じの通り、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840〜1893年)は、交響曲、室内楽、ピアノ曲、歌劇など…さまざまなジャンルで傑作を残している巨匠。そんな中でも、彼の書いたバレエ音楽には突出する華やかさがあり、クラシックファンでなくとも愛好する人は多いかと思います。
白鳥の湖
チャイコフスキーが初めて作ったバレエ音楽。それが、『白鳥の湖』です。1877年3月4日 モスクワ・ボリショイ劇場バレエ団によって初演されましたが、当初はあまり高い評判を得られなかったとか。
妖艶で美しいテーマ。オーボエの独特な魅力がこれでもかというほどあふれています。
ところで動画内に出てくるハープが黒(エボニー)でかっこいい。日本で黒いハープを演奏している人がなぜかあまりいないのですが、甘辛ミックス的な感じで個人的にはとても好きです。
バレエ動画はあえてこちらを紹介。4人で統制の取れた動きを見せてくれるのは圧巻です。
話は若干逸れますが、ナタリー・ポートマンが主演した映画『ブラック・スワン』はそのセンセーショナルな内容とナタリーの体当たり演技で話題になりましたよね。
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野望とプレッシャーの中で錯乱していく美しいプリマドンナのドラマ。私も映画館で見たのですが、もはやホラーでした。
眠れる森の美女
チャイコフスキーのバレエ音楽の中でもっとも演奏時間が長い作品。『白鳥の湖』の評判が芳しくなかったためにバレエ音楽に対してやや消極的だったという説もありますが、「眠れる森の美女」の台本に感動し引き受けたということです。
ワルツの天才、チャイコフスキー。もはや指揮者も踊っているようにしか見えない。
こちらは、青い鳥とフロリナ王女のパ・ド・ドゥ。この青い鳥は、いじわるなお后によって小鳥の姿に変えられてしまったシャルマン王。塔に閉じ込められているフロリナ王女に会うため、夜な夜な通っていたのです。
完全に水色ではなく、やや紫がかった色の衣装なのがすてきだなあと。
くるみ割り人形
王子様にお菓子の国へ案内され、いろんな踊りで歓迎を受けるという、想像するだけで幸せになれるバレエ「くるみ割り人形」。チョコレート、コーヒー、お茶、トレパック、葦笛は組曲はセットで演奏されると本当にわくわくが止まりませんよね。
そしてなんといっても、この曲。花のワルツの多幸感といったらありません!
不思議だ…。踊れないのに踊りたくなる。
0:30〜のハープのカデンツァは「ハープがオーケストラにかき消されずに長時間奏でている」貴重なシーンですのでぜひご注目ください!!
ついでと言ってはなんですが、私の大大大好きなバレリーナ、Miko Fogartyさんのクララもぜひご覧ください。
バレエダンサーを目指す少年少女たちのドキュメンタリー映画『First Position』でMikoさんを知って以来、その魅力のとりこです。
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かなり身の引き締まる映画ですが、まだご覧になっていない方はぜひ…!
「バレエ」という総合芸術
実は私も3歳から16歳くらいまでバレエを習わせてもらっていたのですが、音楽家の中にはバレエを習っていたという方が多いように見受けられます。
バレエは、舞踏・音楽・美術などの総合芸術と言われますが、まさに音楽を体で感じ、表現するという意味では演奏と通ずる点が多いのですよね。
なかなか生演奏でバレエを見るというぜい沢な機会は得られないのですが、年に一回でも足を運ぶと、楽しいだけでなくとても勉強になるなあと思う今日この頃なのでした。
ノリコ・ニョキニョキ
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