こんにちは、RiLuMiです。もうすぐゴールデンウイークですね! 予定はお決まりですか?
私は最近オープンした話題の GINZA SIX に行ってみたのですが、新しい施設はおもしろい発見がたくさんあって楽しいですね。連休中もにぎわうことでしょう。
さてアニメ『クラシカロイド』から知るクラシックは、『クラシカロイド』に登場する楽曲や作曲家などをクラシックの視点から見てみようというコーナーです。
▶︎前回の記事:アニメ『クラシカロイド』から知るクラシック2
▶︎クラシカロイドについて:アニメ『クラシカロイド』から知るクラシック1
先日放送された第3話ではショパンやリストも登場し、音羽館はますますにぎやかになりましたね。アニメに登場するショパンは引きこもりだし、リストに至っては性別すら違いますが、戦国武将が美少女になったり刀がイケメンキャラクターになる時代なので私としてはどんとこいです。登場する作曲家を見るたび、こう来るんだ!? おもしろいな! とワクワクしております。
さて今回は、作曲家でありピアニストでもあったフランツ・リストをクローズアップしてみたいと思います!
“美女設定”のイケメンピアニスト・リスト
作中では美女として登場しますが、フランツ・リストは実際には男性です。しかもイケメンで礼儀正しくカリスマ性もあり、当時の女性ファンたちはこぞって彼の演奏会へ足を運び熱狂していました。その分スキャンダルも多かったようですが…。
ピアノのリサイタルという形式を最初におこなったのもリストであり、思い切ってたとえるなら音楽史上最古のアイドルと言えるでしょう。
作中のリストも、『音羽館』で唯一きちんと家賃を払っている人物として描かれているところに、実際のリストの“礼儀正しさ”を表しているように思えますし、よく“愛”を唱えているのも、彼の(作中では彼女ですね)恋愛観を反映しているように感じました。
第3話のリストの「ムジーク」として登場した元の曲『愛の夢』はピアノのための曲で、3曲ある夜想曲(ノクターン)のひとつであり、そのうちの第3番が広く知られています。もともとは歌曲として作曲したものを、リスト自身がピアノ曲に編曲したものです。
作中では浅倉大介さんの編曲により『愛の矢の夢』というボーカル曲で聴くことができます。およそ170年ぶりに元の姿に戻ったのかもしれませんね!?
それでは『愛の夢』を聴きながらお別れしたいと思います。また次回をお楽しみに!
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