挙式で賛美歌を歌う意味とは? 「アーメン」に込められた意味をご紹介

結婚式に参列された際に、新郎新婦の入退場時や指輪交換の間にコーラス、賛美歌などを歌っている“聖歌隊”が目にとまったことはないでしょうか。

もちろんみなさん新郎新婦に注目しているでしょうから、聖歌隊の存在をほとんど覚えていない方も多いかと思うのですが…

実は、聖歌隊の仕事はただバックコーラスや間を持たせるためだけではありません♪ 今日は聖歌隊の役割や日本の結婚式についてご紹介していきます✨

聖歌隊の役割

聖歌隊とは、教会に属している合唱団のことを指します。礼拝・ミサ・その他、様々な儀式の際に歌います。

現在の日本での結婚式には、以下のようなタイプがあります。

①キリスト教式

教会またはホテルなどの中にあるチャペルで挙げられます。教会では神父様、チャペルでは牧師先生が司式を執り行います。

②神前式

神社などで行われる。衣装は白無垢。

③人前式

牧師先生ではなくアナウンサーさんなどが司会をして進行します。

このうち聖歌隊がつくのは正式にはキリスト教式だけです。

キリスト教信仰者は、教会やチャペルに通い洗礼を受け、結婚式を挙げる際にはその教会やチャペルに属している聖歌隊に歌ってもらいます♩

また、人前式は新郎新婦が自由に演出を決めることができるので、お好みで聖歌隊を入れることもできます♪

日本におけるキリスト教式結婚式

ここで、教会とチャペルの違いをご説明します。

  • 教会

英語でいう「チャーチ」。聖堂とも呼ばれます。カトリックの教会で、神父様が教えを説きます。

  • チャペル

こちらは英語で、日本語にすると「礼拝堂」。学校・病院・ホテル・空港などに設けられた、教会の持ち物ではないものを指します。以前は個人宅にも作られました。プロテスタントの教会で、牧師先生が教えを説きます。

しかし日本の結婚式でよく利用される「チャペル」は、このプロテスタントのチャペルとは大きく異なります。

日本のチャペルは「普段お祈りする場」ではなく、「結婚式を挙げるためだけに作られたもの」が沢山あります。そのようなチャペルではキリスト教信仰者でなくても、キリスト教式、つまり“キリスト教式風”に挙げることができます。

「ウェディングドレスを着て結婚式を挙げたい!」という日本人のニーズに応えるために生まれたのが、日本の「チャペル」なのです。

もちろん、日本にも教会やプロテスタントのチャペルがあり、キリスト教信仰の方はご自身の通う教会や関連の教会でお式を挙げます。また日本では、洗礼を受けていなくても教会で結婚式を挙げたい! という方が何日か講習に通うと、挙式の許可がもらえる場所もあるようです。

このように日本は西洋文化や他国の影響を受けて、様々なスタイルが生まれてきました。ブライダル業界は常に進化し、変動しています。今後、どのようなスタイルが生まれるのでしょうか。聖歌隊のスタイルも変わっていくかもしれません。

賛美歌Q & A

ではここから、賛美歌についての疑問にお答えしていきます✨

Q. 海外ではの教会やチャペルに帰属している聖歌隊が歌っているのですが、日本のキリスト教式ではどんな人が歌っているの?

→そのほとんどは音大生と音大卒業生です。ブライダル用チャペルと契約している音楽事務所などに所属しています。上級生や友人からの紹介で所属することが多いです。

Q. 曲目は新郎新婦が選べるの?

→多くの場合、入退場や指輪交換、迎賓・送賓などの曲目は会場ごとにだいたい決まっていますが、新郎新婦のリクエストがあれば変更することも可能なところがほとんどなので相談してみてください♪

Q.賛美歌ってなあに?

→キリスト教式のお式の中で、「皆さんで賛美歌〜番を歌いましょう」という場面が何回かありますが、その賛美歌に関しては会場ごとに決められた賛美歌が歌われます(もちろん、ご自身の宗教の関係やその他何かあれば変更可能です)。

賛美歌とは、神様を讃える歌です。そして歌を通してお祈りをします。聖歌隊だけが歌うのではなく、会衆一同が歌うために作られた民衆的な歌なので皆んなが口ずさめるように歌詩は自国の言葉で書かれ、メロディーは親しみやすいものが求めらました。

日本のキリスト教式で最もよく歌われる『賛美歌312番』も賛美歌のひとつです。

 

 

312番は、イエス様がどのような方なのかを歌っています。

「イエス様は私達の罪や心の迷い、憂いなどを取り去ってくださります。私達が弱いことを知っています。そして哀れんで下さっています。悲しみ悩んでいる時にお祈りをすれば私達を慰めて下さいます。優しい友のようなイエス様は、いつも変わらない愛を持って私達を導いて下さいます。アーメン」

ところで、みなさんはこの賛美歌の最後や、お祈りの最後につく「アーメン」の意味を知っていますか?

アーメンとはヘブライ語で

「“本当に”  そうなりますように」

という意味です。

これから結婚式に参列された際にはどうぞ、聖歌隊と一緒に心を込めて賛美歌を歌い、最後にアーメンという言葉で新郎新婦様の幸せを心から願いましょう…♡

以上、今日は聖歌隊や賛美歌についてご紹介しました✨

また次回お会いしましょう!

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

小林 瑞花

東京都出身。国立音楽大学附属中学校ピアノ科を卒業した後、声楽科に転科。同高等学校声楽科卒業。東京藝術大学声楽科ソプラノ専攻を経て、現在同大学大学院音楽研究科修士課程声楽専攻2年在学中。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017に出演。文部科学省日本代表トビタテジャパン6期奨学生としてイタリア及びフランスに留学予定。