こんにちは、ヴァイオリン弾きの卑弥呼こと、原田真帆です。
今日はレッスンに欠かせない「レッスン代」にまつまるお話をば。懐かしの「レッスン代エピソード」と、冷や汗ものの「レッスン代ハプニングTOP3」を書いてみたいと思います。
■エピソード1:かわいいお月謝袋
(画像:ヤマハミュージックメディアのスクリーンショット)
レッスン代はお月謝制の先生と、1回ごとタイプの先生がいらっしゃいます。
わたしの幼少期の先生はお月謝制で、つまりお月謝は4回分のレッスン代ということで、第5週がある時はレッスンがお休みになってちょっと嬉しかったのを覚えています。
その先生のところでは、お月謝袋を先生が預かってくださっていて、月初めか月末かは忘れてしまいましたが、レッスン代を納める前の週にお月謝袋を手渡されるシステムでした。紛失がなくて安心です😊
1年ごとに変わるお月謝袋の柄も楽しみでした。お月謝袋といい、曲が仕上がったときに貼っていただけるシールといい、小物チョイスが楽しい先生でしたので、自然と生徒の方もそうしたアイテムのチョイスに意識が向きました🎻
■エピソード2:母の封筒へのこだわり
次に習った先生には、都度1回分のレッスン代をお渡ししました。封筒はこちらで用意しますが、我が母はもともと鳩居堂が好きで(香り含む)、うちではレッスン代は鳩居堂*の封筒と決まっています🐦
もともと筆まめですし、人に何か渡すときは普段からしゃれた包みを選びたいタイプの母です。またレッスン代の封筒にちょっとこだわりを持つあたりは、以前の先生の影響も少しある気がします。
しかしこれはあくまで我が家のこだわりで、これまで見てきた限りでは、レッスン代は郵便番号の入った普通の二重封筒に入れて行く方が多いと思います。
*鳩居堂:お香、書画用品、はがき、便箋、金封、和紙製品の専門店のこと
■ハプニングTOP3
それではここからは本日の本題、わたしのこれまでのおけいこ道における「レッスン代ハプニングTOP3」をお送りします。
※なお順位は「冷や汗の量」でつけました😱😱😱
3位◆家に忘れて
ヒヤリ度😱
まだ中学生の頃、ある日のレッスンに向かう道中でレッスン代を家のテーブルにおき忘れたことに気づきました。
幸い車での移動中で、途中スーパーに寄って封筒を買い、運良く手持ちのお金もあってレッスン代を用意できました。事なきを得たものの、ヒヤリと焦った瞬間です😨
2位◆名前を書き忘れて
ヒヤリ度😱😱
これは大学生になってから。とある先生のレッスンで、封筒に名前を書き忘れてしまったことがありました。普段の先生は生徒数が少ないから書かないもので……。
その先生は生徒さんがたくさんいらっしゃるので、名前がないと管理が大変です。わたしがどうも多く入れてしまったようで(汗)、あとから「誰かから多くもらってしまったけれど、消去法であなただと思う、名前は必ず書いてね」とお金を返していただきヒヤリ……。
1位◆金額を間違えて
ヒヤリ度😱😱😱
わたしが小学生の頃のお話。ある日ソルフェージュのレッスンに行くと、先生が母に向けてお月謝袋を差し出しました。
「ご自身で確認なさってください」
母が恐る恐るお月謝袋の中を見ると、1,000円多かった模様。先生は「多かったですよ」とは言わずに確認を求め、母はお札を1枚抜いてお月謝袋を返却。そのシチュエーションに震えたと、のちのち母は語っています。ヒヤリ第2位の先生のように、はっきり言ってくださるのは優しい方です……!!
教訓
■お札はしっかり数える
当たり前のことではありますが、しかしやはりお札を数え間違えてしまうこともあります。
そんなときは丁重に謝罪するしかありませんが、できる限り避けたいですね。わたしもまだまだレッスンを受ける立場なので、気をつけます……。
ちなみにランキングには入れませんでしたが、お月謝袋をまるっと忘れて「来週持ってきますごめんなさい」をしたこともあります。あるいは持っていったのにお渡しするのを忘れてやはり「来週(以下略)」もあります。
最近は「まさか」に備えてヴァイオリンケースに予備の封筒を入れてます。
原田真帆
最新記事 by 原田 真帆 (全て見る)
- 次々に演奏し、ばんばん出版。作曲家エミーリエ・マイヤーが19世紀に見せた奇跡的な活躍 - 24.05.18
- ふたりで掴んだローマ賞。ナディア&リリ・ブーランジェ、作曲家姉妹のがっちりタッグ - 23.10.30
- 投獄されても怯まず、歯ブラシで合唱を指揮。作曲家エセル・スマイスがネクタイを締めた理由 - 22.11.07
- 飛び抜けた才能ゆえ失脚の憂き目も経験。音楽家・幸田延が牽引した日本の西洋音楽黎明期 - 22.09.28
- 「暗譜」の習慣を作ったのは彼女だった。クララ・シューマンという音楽家のカリスマ性 - 22.01.30