ブログサービスはどこがおすすめ? それぞれの特徴を解説

音楽家のためのデジタル講座をほそぼそと始めてみることにしまして、本日は第 2 弾です。

▷第 1 弾「SNSでセルフマネジメントできてる? 音楽家視点で各種SNSを解説」

今日はブログ編。おすすめのブログサービスを、COSMUSICAライター陣の実際のブログと共にご紹介します。

そもそもブログって必要なの?

ブログというのはもともと「ウェブログ」と言いまして、ウェブ上のログ、つまり日記という意味。ブログを作る=ネット上に公開で日記帳を作る感覚と言えます。

この日記帳は、写真を貼ってもいいし、何行埋めないといけないなんてノルマもない、自由帳のようなページを持っています。これが演奏会のお知らせなんかを書きたいときに大変都合よく、音楽家ならあると良いのではないかなぁ、と思います。

また文章をつづるということは人柄や個性も出てきます。近年のクラシックファンは、奏者のキャラクターも含めて関心を持っている人が増えたように思います。ブログから日常の様子やその人の考えが垣間見られるのも、親しみを持ってもらう意味では有効でしょう。

ブログサービスとは

ところで、小学生の頃どんなノートを使っていましたか? ジャポニカ学習帳? それともムーミン谷のなかまたちシリーズ? ちなみにわたしはKYOKUTOノートが結構好きでしたけれども、ノートにはいろいろな会社の商品がありましたよね。

ブログもそんな感じで、様々な種類があります。「ブログサービス」は、そのひとつひとつの「ノートの銘柄」だと思ってください。

ブログサービスを見てみよう!

コスムジカのライター陣は、やはり記事を書いているだけあってブログをお持ちの方が多いです。今回は実際のブログを拝借して、様々なブログサービスを比較してみました。

王道! アメブロ

もっともメジャーで、芸能人のユーザーも多い「アメーバブログ」。CMでもおなじみなので、ブログと言ったらアメブロというイメージの人は多いと思います。

アメブロはブログ初心者でもカンタンと言われますが、その理由は、テンプレートをポチッと選べばデザインを変えられたり、独自の絵文字が豊富なので、メールやLINEをする感覚で投稿できるからです。またできたてホヤホヤのブログでもアクセス数を集めやすいという強みも。

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画像はスクリーンショット

岩崎花保さんのブログ
「岩崎花保のKappy Happy Lucky Flute♪」

こちらはフルーティスト・岩崎花保さんのブログ。ニックネームをもじったキャッチフレーズがすてきです。ブログタイトルの脇にプロフィール写真が出るのは、誰が書いているかわかりやすくて良いですね。長文でも短文でも成り立つデザインは、芸能人のみならず音楽家にも合う部分があると思います。

弱点をあげると、広告の多さとカスタマイズの難しさ。ブログのデザインの細部までこだわりたい方には、自由度が低く感じられるでしょう。

アメブロのシリーズ

作曲家でピアニストの大友さんは、同じくアメーバが展開する「Ameba Ownd」を利用されています。こちらはブログというより、ホームページが作れるサービスですが、その中に独自のブログを作ることもできますので、ブログよりしっかり作りこみたい人にオススメです。

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大友清心さんオフィシャルサイト

手前味噌ですが筆者はらだのサイトもAmeba Owndで作成しています。カスタマイズ性はかなり高いのに、難しいタグは一切わからなくてもサイトを作れます。

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じっくり読ませる、はてブロ

読むほうも書くほうも気軽に使えるのがアメブロなら、お互いに腰を据えて向き合えるのが、はてブロこと「はてなブログ」

はてなブログの世界には「はてブロ」ばかりをいろいろ巡って読む人種がいて、しかもその層が厚く、また知識に貪欲。すこし長めの文章でも飽きずに読んでくれる人が多くいるため、書き出したら長く語れる人や、ちょっと哲学的なことを書きたい人にはダントツおすすめです。こちらはソプラノの小林瑞花さんのブログ。瑞花さんを表す要素がタイトルから一目でわかるのもいいですね。

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小林瑞花さんのブログ
「うたねこみずかの部屋」

また海外系の人にも人気のブログサービスとあって、こちらのトランペットの齋藤さんのように「海外×音楽」という要素に特化したブログは「はてな」がぴったり。はてブロはおもしろい記事を書けば、運営元の公式ツイッターアカウントで紹介してもらえることもあります。ちなみに齋藤さんは独自の切り口で興味深い記事を毎日更新していて、ブログが関係者の目に止まってラジオ出演も果たしたとか。

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齋藤友亨さんのブログ
「あうすどいちゅらんと」

カスタマイズ性の高いライブドア

「アメブロ」や「はてブロ」に比べてユーザー同士の結びつきは弱いけれど、自由がきく「livedoorブログ」。記事一覧などの配置方法がこだわれるので、デザインで遊べます。

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こちらは筆者の旧ブログ。今はワケあって(後述)別のサービスに引っ越ししました。このようにオリジナルの画像をトップに使うことができます。

またlivedoorが強いのは、LINEで更新通知を受け取れること。読者登録したブログが更新されると、livedoorブログの公式LINEがお知らせしてくれます。livedoorブログに登録してなくても、誰でも読者登録できますよ。

新しい!! LINE BLOG

今話題の最新サービス「LINE BLOG」。これまでは審査に通った人しか開設できませんでしたが、2016年11月から誰でも使えるようになりました。特徴はフォントを変えられることと、記事のカテゴリー分けがないこと。カテゴリーがない代わりにハッシュタグがあります。

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原田真帆のブログ
「卑弥呼の航海日誌」

わたしは先述のlivedoorブログからこちらに引っ越しました。その理由は、引っ越した当時は審査が必要で“公式っぽい感じ”を出せるなぁと考えたからでしたが、誰でも登録できるようになった今、記事を読みやすいアプリも出て使い心地は悪くないです。専用アプリでは読みたいブログをフォローすることもできます。

ひとつ留意点としては、LINEアカウントとの連動が必須なこと。LINEの登録名と異なるユーザー名にもできますし、連動したからといってLINEアカウントが公開されてしまうことはありませんが、アカウントひとつにつきブログは 1 つしか持てません。

本格派の人は…

以上、ブログに興味があるけれどどこで開設したら良いかわからない、という方向けに書いたので、本当に一部のサービスしかご紹介しませんでしたが…あとふたつだけ。

より本格的に発信していきたいんだという方には「FC2ブログ」「Wordpress」がオススメですね。

「FC2ブログ」を使ったクラシック系のブログの代表格といえば、ヴァイオリン界では言わずと知れた「ビバ!おけいこヴァイオリン」。

コスムジカはというと、「Wordpress」を使ってサイトを作っています。Wordpressを活用できればブログとしてだけでなくいろいろな用途でも役立てることができますが、ある程度コードがわからないと高度なカスタマイズができないという難点が。無償・有償のテンプレートも配布されていますが、それを用いるにしてもコードの知識がないとまったくアレンジができないので、あくまで本気でこだわりたい方向けです。

はじめは「質」は低くてもいい

はじめからクオリティの高い記事を書くことは正直難しいです。でも「演奏家」本人が書いている、ということ自体に意義があるので、そこまで気負わずに書いていいと思います。電車の中やランチ後の食休みのときなど、ここというタイミングを決めて習慣的に書くのもおすすめです。

内容は簡単でもいいので、まずは続けることが大切。継続していれば読者もつくし、また過去の記録がのちのち役に立つこともあります。もし興味があるなら、迷っている間に登録してみましょう🎶

ABOUTこの記事をかいた人

原田 真帆

栃木県出身。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学器楽科卒業、同声会賞を受賞。英国王立音楽院修士課程修了、ディプロマ・オブ・ロイヤルアカデミー、ドリス・フォークナー賞を受賞。2018年9月より同音楽院研究課程に進学。第12回大阪国際音楽コンクール弦楽器部門Age-H第1位。第10回現代音楽演奏コンクール“競楽X”審査委員特別奨励賞。佐々木美子、山﨑貴子、澤和樹、ジェラール・プーレ、小林美恵、ジャック・リーベックの各氏に師事。弦楽器情報サイト「アッコルド」、日本現代音楽協会HPにてコラムを連載。