演奏会に行く際のコーディネートや、会場で目にしたステキなファッションをご紹介していく連載第5弾。今回はわたくし、ノリコ・ニョキニョキが0歳の娘と出かけた「サラダ音楽祭」でのレポートをお届けします!
赤ちゃん大歓迎! 都響のサラダ音楽祭2019
TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL、通称「サラダ音楽祭」とは、
誰もが音楽の楽しさを体感・表現・発信できる音楽祭として、2018年に誕生しました。サラダ=SaLaDの由来であるSing and Listen and Dance〜歌う!聴く!踊る!をコンセプトに、東京都と東京都交響楽団が、東京芸術劇場及び豊島区と連携し、赤ちゃんから大人まで楽しめるオーケストラコンサートやワークショップなど、フレッシュで多彩なプログラムを展開します(公式サイトより)
というもの。「過ごしやすい気温になってきたし、せっかくの3連休だし、どこに出かけようかな?」と考えているファミリーにとっては、うってつけのイベントなのです!
オーケストラコンサートやオペラコンサート、体験型のワークショップなどさまざまなプログラムがあるため、お子さんの年齢や興味に応じていろいろな楽しみ方ができます。
わたしの娘は現在0歳8ヵ月なので、耳で楽しめればと「OK! オーケストラ」というプログラムのチケットを予約しました。
“⾚ちゃんOK! 歌ってOK! 踊ってOK!” という3つのOKが詰まったコンサートということですが、会場は東京芸術劇場のコンサートホール、演奏は東京都交響楽団という本格的なもの。
私自身、コンサートに出かけるのはとても久しぶりなので、子連れではありますが、できるだけおしゃれして出かけたいなあと思っていました。
動きやすく、でもドレッシーに
抱っこ紐で長時間歩いたり、ベビーカーを押したり…ということを考えると、やはりお出かけにはパンツスタイルを選択するというお母さんは多いと思います。
今回はTシャツ+ガウチョパンツという、上下花柄のセットアップを選びました。
ガウチョパンツは裾が広がっていて一見スカートのようにも見えるので、少しドレッシーに着たいときにぴったり。
個人的に上下花柄というのはちょっと派手だと感じるので、普段はそれぞれ無地の服と組み合わせて着用することが多いのですが、この日は思い切ってセットアップで着用しました。この特別感も含めて、「コンサートに行く」というワクワクにつながると思っています。
座席についてまわりを見渡すと、お子さんたちもみんなおしゃれして来ていることに気がつきました!
子連れで行けるコンサートはそんなに多くないので、お子さんのファッションチェックも楽しかったです。
工夫の詰まった、OK! オーケストラ
さて、肝心の「OK! オーケストラ」ですが、お子さんでも飽きずに聴けるよう1時間弱のプログラムにまとめられていました。
プログラムは以下の通りでした。
- すぎやまこういち:交響組曲『ドラゴンクエストV』より「序曲のマーチ」
- ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 ※指揮体験コーナー
- プロコフィエフ:バレエ《ロメオとジュリエット》組曲第1番、第2番より「モンタギュー家とキャピュレット家」、「少女ジュリエット」「タイボルトの死」(ダンス付き)
- グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」
- みんなで一緒に歌おう!
久石譲(編曲/萩森英明):「さんぽ」
馬飼野康二(編曲/萩森英明):「勇気100%」 - ディズニー・ファンタスティック・メドレー(編曲/萩森英明)
個人的にも大好きなすぎやまこういちさんのドラクエ序曲から始まり、テンションアップ! 指揮体験コーナーでは、挙手制で選ばれたお子さんが壇上に上がって、上手に指揮を振っていて感心しきりでした。
バレエ音楽ではダンサーさんたちによる踊りを、歌劇ではソプラノ歌手・竹下みず穂さんによる圧巻の演奏を堪能できたり、みんなで歌おうコーナーではオーケストラ演奏と一緒に楽しく歌ったりと、バリエーションに富んだ展開で子どもたちも全然飽きない! あっという間に時間が過ぎ去っていきました。
娘はまだ0歳でなんにもわかっていませんでしたが、目の前に座っていた3歳くらいの女の子が体を揺らしながらお歌を歌っている様子はとても微笑ましかったです。娘も数年後にはこんなふうに歌うのかしらと想像すると、ぜひ毎年訪れて成長を見ていきたいと思いました。
ノリコ・ニョキニョキ
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