(行っていないのに)藝祭2016をレポートする

こんにちは! COSMUSICA編集長、ノリコ・ニョキニョキです。

2016/9/2〜4にかけて東京・上野で開催されている東京藝術大学の文化祭、通称「藝祭」! 卒業生として、これをレポートしないわけにはいきませんね。

しかしひとつ問題が。

私事で恐縮ですが、体調不良と出張が重なり、藝祭に行けなかった。

でも大丈夫。

Twitterで #藝祭 で検索すればあら不思議。精神はすっかり藝祭を楽しむことができました! というわけでちょっとしたキュレーションにはなりますが、さらっと藝祭の様子を概観したい方はぜひご覧ください。

#藝祭 とは

今年の藝祭のキャッチコピーは「応答せよ 応答せよ」。どういうテーマなのかというと、

我々のしていることに正解などない。
だが藝祭には人がくる。
言葉をぶつけてくる。自分を揺すぶってくる。
目をこらせ、常に問い続けろ。
応答せよ、応答せよ(「藝祭2016」公式サイトより)

というもの。さらに、藝祭とはなんなのかを語った公式サイトの文言がすてきだったので、こちらも引用します。

あなたは『藝祭』と聞いて、何を思い浮かべますか。
学生主体の大学祭であり、藝大生の日々の成果を披露する藝術祭であり、上野から谷根千までを盛り上げる地域祭でもあるこの3日間。今年で69回目の開催を迎えます。

さまざまな専攻の音楽学部生による演奏会や、創造性ゆたかな美術学部生による作品展示の数々をはじめ、毎年1年生が作り上げる御輿・法被や、あちらこちらで始まる名物のサンバ演奏など、この場でしか観られない、体感できないものが沢山詰まっています。

また、御輿がまちなかで練り歩く姿や、上野公園でアートマーケットが賑わう様子は、学内にとどまらない藝祭の熱気を感じさせます。(「藝祭2016」公式サイトより)

見どころ

#神輿

音楽と全然関係ないけれど、藝祭といえば神輿です。毎年、神輿のクオリティの高さが注目され、ニュースなどにも時折取り上げられていますが、実はこれ全て一年生が作っているんですよ!

しかもチーム分けは、「デザイン科と作曲科」「先端芸術表現科と音楽環境創造科」といったように、美校と音校のハイブリッドチームになっているんです。(と言っても、音校の人はほぼ応援要員)

迫力ありすぎて普通に怖い説あります。

#サンバ

藝大にはサンバ部なるものがあり、藝祭の前になると練習が始まるらしいです。私はサンバ部が何者なのかよくわからないままとうとう4年間を終えてしまいました。


しかも、学長も踊っていた。

#演奏

やっと音楽の話題!

藝祭では、各専攻の学生がいろいろな演奏会を企画しています。声楽・器楽科の演奏はもちろん、作曲科の作品発表やオーケストラ演奏まで!

普段なかなか聴く機会のない奏楽堂のオルガンも聴けたり、

模擬店を通りかかるだけでケルト音楽に触れられたり!


ただ、ほとんどの演奏会で整理券を手にいれる必要があるのですが、なかなか早く予定枚数の配布を終了してしまうので注意が必要です。

個人的にかなり気になったのはこちら。

図形譜とは、通常の五線譜ではなく、自由な図形などを用いて書かれた楽譜のこと。現代音楽でしばしば見かけるものですが、美校の学生さんとのコラボレーションで総合芸術へと昇華されていますね。

#アートマーケット

上野公園を通って藝大へと向かう道すがら、藝大生によるアートマーケットが出品されています!


手作りの小物類やCDの販売など…気に入ったものがあればぜひお家に連れて帰ってあげてくださいね♪

#ステージ

総合工房棟前のメインステージでは、有志によるライブが目白押し。また、今年はゲストとしてパスピエのライブも開催され大変な盛り上がりを見せました!

藝祭は本日が最終日!

20:00までやっているので急げば間に合うかも?

(体感として)藝祭が終わると突然秋がやってくるので、この機会にぜひラストサマーを楽しんできてください!

 

【アイキャッチ画像出典】藝祭2016公式サイト

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ノリコ・ニョキニョキ

COSMUSICA発起人/編集長。1989年生。ハープ勉強中。東邦大学医学部医学科中退、東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業。インハウスライターをしながら副業で執筆仕事をお引き受けしています(文字単価10円目安)。お気軽にお問い合わせください。