アロマ×クラシック「さわやかな朝に柑橘の香り」

こんにちは♪  声楽家の小林瑞花です。

今日から新しいコラムを発信していくことになりました✨ テーマは…音楽×アロマ。連載タイトルはフランス語で「アロマとクラシック」としました💡✨

音楽というのは、演奏したり聴いたりするときにメロディーや楽器、歌詩などからさまざまなイメージを連想させます。その曲の情景をイメージするだけではなく、そこで漂っている香りまでイメージしてみると、まるでその場所に立っているかのような感覚になることがあります🌱

人によって感じ取るものはさまざまですが、このコーナーでは私の感じた“曲の香り”をご紹介していきたいと思っています☆五感を使って聴く楽しさをぜひ体感しただければと思います✨

では早速こちらの楽曲をご紹介します💡

君の目を開けてよ/ジュール・マスネ

ジュール・マスネの作曲したフランス歌曲。この歌曲はちょっと変わったスタイルで、前半に男性・後半に女性と書き込まれており、歌詩が男女の会話のようになっています。一人二役で歌うこともあれば男女のデュエットで歌うこともできます♫

若い青年が隣で眠っている恋人に「目を開けてよ僕の愛しい人、もう鳥たちがさえずり、一日が始まったよ!」と言って起こすと、一枚上手の女性が「どうしてこの世界をそんなに美しいというの? 愛することの方がずっと甘い神秘的だわ。私たちを燃やす太陽は、私の心の中にあるのよ!」と返します。

起きて! と女性を覗き込んでいる青年の顔を見ながら、甘美で神秘的なものというのは自然の中じゃなくって、私の瞳の中にあるのよ…? と優しく笑いかけている甘い情景が目に浮かびます。

この曲にぴったりの香りは…?

グレープフルーツorベルガモット

万人受けするこの香り。朝起きてまず嗅ぐと目覚めがスッキリするといわれている柑橘系👀  太陽の光をいっぱいに受けた果実の香りは、これから起こるであろう楽しい一日を連想させてくれます♪

グレープフルーツは消化を助けてくれる働きがあるので、朝ごはんをもりもり食べたくなるかもしれません🍴 ベルガモットはグレープフルーツよりも甘みがあり、紅茶のアールグレイの香りづけにも使われている果実なんです♡ 嗅いでいるだけで優雅に紅茶を飲んでいるかのような気分になります✨

音楽×アロマ

音楽とアロマを一緒に楽しもうというこの連載、なんとなくみなさんにもイメージを持っていただくことができたでしょうか? 今後も、今回のように曲の内容に合わせてアロマを紹介したり、歌曲の中に出てくるお花や果物の香りをピックアップしたりしていきたいと思います♪ 次回もどうぞお楽しみに💌

The following two tabs change content below.
東京都出身。国立音楽大学附属中学校ピアノ科を卒業した後、声楽科に転科。同高等学校声楽科卒業。東京藝術大学声楽科ソプラノ専攻を経て、現在同大学大学院音楽研究科修士課程声楽専攻2年在学中。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017に出演。文部科学省日本代表トビタテジャパン6期奨学生としてイタリア及びフランスに留学予定。

1 個のコメント

  • ベルガモットって、草花のベルガモット(たいまつそう)ではなくて、柑橘類のベルガモットのほうだったんですね