音楽家は健康維持も仕事の一環! スポーツジムに通ってみた

新年は心機一転、何か新しいことを始めようと意気ごむ方も多いと思います。

私自身、仕事ではずっと座ってばかりで日ごろから運動不足を実感していたために、いい加減何かしなければ…と思い、1月からフィットネススタジオに通い始めました。今回はその効果や感想について音楽家目線でレポートします!

ちなみに、一見すると穏やかで大人しそうな我々音楽家ですが、実は日本のオーケストラにもフットサルや野球のチームがあったり、ドイツの人たちも日ごろからジョギングやサッカーをしていたり、意外とアクティブです(笑)。

フィットネススタジオに通ってみた

レポートをするにあたって、まず私の基本情報をお伝えします。

基本スペック

  • 20 代後半・女性
  • 体型:BMI的には「やや痩せ」
  • 小学校では毎朝男子に混ざってドッヂボール、中高時代には4年間バスケットボール部に所属。学部生のときは任意で4年間体育の授業を受け、申し訳程度には運動していたものの、4年前に渡独して以来ほぼスポーツをする機会はなし。30 分ジョギングをしてみれば直後に激しい筋肉痛に襲われる始末。
  • 基本的にはどのスポーツでもそこそこにこなせる。ただし、卓球は除く

スポーツジムに通う目的

  • 運動不足の解消
  • 反り腰による慢性的な腰痛の改善
  • ヴィオラの演奏によって偏りがちな体のバランスの改善
  • 引きこもっていないで新たな世界を切り拓く

*体重を落としたり、筋肉をつけてムキムキになったりしたいという意図はなく、あくまで日ごろの仕事による負担を解消を目指すのみ

選んだスポーツジム

  • オーケストラの元研修生が通っていたジムで、彼女が引っ越して通えなくなったので契約を引き継ぐ機会に恵まれた。まずはどれくらい通えるか試そうと思い短期契約にしたため、月額 4000 円程度。年間契約なら月額 2000 円強。
  • 練習場から徒歩5分、家からは電車と歩きで約 25 分。家から5分のところにも別のジムがあったが、ある程度外に出たかったのと、練習場からも近いことが決め手になった。リハーサル後に行くときは練習場のロッカーに楽器を置いていくことができる。ジムからリハーサルに行くならばジムでシャワーを浴びてから行くことも可能。
  • 会員登録をすると筋トレ用の器械、持久力トレーニングのための自転車・ランニングマシーンなどがすべて使用可能。ヨガなどのレッスンにも参加可能。サウナが利用でき、男女兼用全裸制のサウナ(ドイツではこれがサウナのスタンダード)と、女性用サウナがある。ソフトドリンク飲み放題。
  • マッサージは別料金で利用可。

挑戦したトレーニング

スポーツジムでは、筋トレと持久力トレーニングを組み合わせておこないます。具体的には、以下のようなプログラムに挑戦しました。

筋力トレーニング

まずは3回の体験トレーニングからスタート。トレーナーさんについてもらい基本的なトレーニングを教わったり、自分が鍛えたいところ・動かしたいところを伝えて別の器械を試したりして、自分に必要なトレーニングを考えていきました。

普段から自宅でときどき筋力トレーニングはしていましたが、やはり器械を使うときちんと負荷をかけられますし、部位に特化して鍛えることができます。私は特に右半身や腰を支えるための腹筋が弱かったのですが、腹筋を少し鍛えたらすぐに腰にもいい影響が出て、嬉しい驚きでした!

持久力トレーニング

ランニングマシーンや自転車で毎回 20 〜30分程度、持久力や体力の向上のために実施しています。

音楽家をしての仕事に直接は関係してきませんが、体力をつけることで1日を楽に過ごすことができるようになりました。以前は午前のリハーサル後に昼寝を必要とすることが多かったのです…。また、適度に汗をかくことができたり、消費カロリーを見ることができたりすることで、なんとなくいいことをしている気分になります(笑)。

まだヨガやピラティス、サウナは試していないので、今後少しずつ試していく予定です。

1カ月通ってみて

アイススケート用のマイシューズも購入。同僚さんたちと定期的にアイスリンクに通っています。

1カ月通ってみて、体の変化を少しずつ感じるとともに、演奏会後に毎回のように悩まされていた腰痛も少しずつ軽減されてきているように感じます。

楽器を弾く際にも、姿勢を変えて体をうまく支えられるようになったり、力みを防げるようになったりと、若干変わってきているような気がしています。ときおり筋肉痛がある状態で楽器を弾くのは楽ではありませんが。定期的なジム通いに加えてアイススケートにも週に1・2回行くようにしているので、運動をする日が増えて生活にも少しメリハリが出てきました。

ジムに通い続けるにあたっては、本業に影響が出ないように、また鍛えすぎないように、以下のようなことを心がけています。

  1. ジムでの滞在時間は毎回1時間から1時間半程度
    それより長くなると、練習時間を気にするようになるので。まだ通って1カ月ですし、若干飽きやすい性格でもあるので、無理をせずこなせる程度に留めています。
  2. 鍛えすぎないようにする
    筋トレが目的ではないので、筋力トレーニングではひとつの器械で 15 回を1セットのみと非常にのんびりペースで進めています。また、ジムに行った日は疲れが出たり、翌日に筋肉痛になったりするので、基本的に間は2日以上あけるようにしています。また、演奏会や仕事の予定も考慮しながら、そちらに影響が出ないように、どの程度トレーニングするかをその都度考えています。
  3. トレーニング時間も有効活用する
    ジムにいる1時間半の間、なるべく時間を無駄にしないためにも、イヤホンで今やっている曲や次に練習しなければいけない曲などを聴くようにしています。トレーニングをしながら勉強もできて、一石二鳥です。

体を鍛えることが目的ではなく、あくまで仕事とのバランスを取るため。このスタンスが結構よく作用しているようで、特に負担を感じることなく楽しく通い続けられています。

体の調子がイマイチ、運動不足かな? という音楽家のアナタ。ジムとまでは言わずとも、たとえばジョギングやスポーツ娯楽施設などでたまには体を動かしてみるのはいかがですか?

ABOUTこの記事をかいた人

あきこ@シュトゥットガルト

5歳よりヴァイオリンを、13歳よりヴィオラを始める。東京藝術大学卒業、ベルリン芸術大学修士課程卒業。ベルリン・ドイツオペラのアカデミーを経て、現在はシュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団に在籍。