共演者に喜ばれる♪ 譜面を渡すときの、3つのちょっとした工夫


新年度ということで、新しい人とアンサンブルを始める方も多いのではありませんか?

今回は共演者の方に譜面を渡すときのちょっとした工夫をまとめてみました。これっていわゆる「モテテク」になるのかなぁ…でも男女とか恋愛とかそういうの抜きにして、純粋に喜ばれる工夫だと思います♪

1. きれいな譜面を渡す

文字にすると「当たり前じゃーん!」と言われてしまうかもしれまでんが、これが意外に守られていないことがありまして…。

まず製本する場合は、きれいな製本を心がけたいですね! たとえ不器用でも、心を込めて製本するのとそうでないのとでは出来栄えが変わってきますよ! なおきれいな製本のコツは、以前の記事ですがこちらを参照してみてください♪

▷参考記事『時短!キレイ!省資源! 演奏家必見の驚きの製本テクニックを公開

もし自分がお願いする立場なら、相手の方が「自分で製本したい」と言わない限り、譜面は製本しておきましょうね!

最近では、背表紙に柄のついたマスキングテープを使うのも人気ですね! ほかの楽譜と区別しやすいという点で、実用性もあります。

また書き込みが多すぎる譜面など、見づらい譜面は譜読みストレスを生みます。版がいくつかあって、どちらの校訂でも良い場合は、見やすさやめくりの場所の良さから選んでもよいかもしれません。

2. クリアファイルに入れる

強制ではありませんが、薄い譜面だったらクリアファイルに入れたほうがお互い安心です。また次にその譜面を持ってくるときも「このファイルはこの曲♪」というようにほかの曲と分けられて便利です。

わたしはクリアファイルは公共のものだと思うようにしています。自分もいただくことがありますし、自分が渡したものはまた誰かが使ってくれればいい。そう、ファイルは人のためならずってことです!

もし余裕があるなら(あるいは相手の印象に残したかったら)なにかかわいい柄やきれいな柄のものにすると効果的ですよ!

※もちろん茶封筒もOKですし、重たい譜面なら楽譜屋さんの袋などに入れて渡すと持ち運びに便利ですね。

3. ひとことメモ

間柄や頻度によりますが、気の利いたあいさつメモが入っていて悪い気がする人はいません。ふせんでもよし。季節の柄の何かだったり、相手が好きなキャラクターのものだったり…

「モーツァルトの楽譜です 一緒に弾けるのを楽しみにしています♪」

くらいのライトなあいさつや

「今回は伴奏引き受けてくれてありがとう! 合わせの日程についてはまた連絡します」

といった連絡事項など、ひとこと添えてみるのはいかがですか?

さりげない気遣いで気持ち良く!

譜面をお渡しする、という演奏が始まる前の段階で、相手にストレスを抱くような状況は避けたいもの。せっかくこれから共演するのだから、お互い気持ち良く合わせに取り組みたいですよね。

今日ご紹介したことは、もちろん誰に強制されるものでもありません。一番大切なのは、心を込めてお渡しすること。人生の不協和音は、鳴らさないに限ります。すてきな“装飾音”で、ハッピーなアンサンブルになりますように!


ABOUTこの記事をかいた人

原田 真帆

栃木県出身。3歳からヴァイオリンを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校・同大学器楽科卒業、同声会賞を受賞。英国王立音楽院修士課程1年在学中。第12回大阪国際音楽コンクール弦楽器部門Age-H第1位。第10回現代音楽演奏コンクール“競楽X”審査委員特別奨励賞。佐々木美子、山﨑貴子、澤和樹、ジェラール・プーレ、小林美恵、ジャック・リーベックの各氏に師事。弦楽器情報サイト「アッコルド」、日本現代音楽協会HPにてコラムを連載。