進め! ヴァイオリンおけいこ道 第45回「かわいいマーク」


今週もおけいこ道のお時間がやってまいりました。ヴァイオリン弾きの卑弥呼こと原田真帆がお送りいたします。

今日のテーマは楽譜のマークについて。レッスンや日々の練習で使えるおけいこハックです。

楽譜のしおり

たとえばレッスンで何冊か楽譜を使うとき、次の本を開くときにうまく開けないと焦ってしまいます。文字で表すとたいしたことのないシチュエーションに見えますが、子供にとってはパニックを起こす引き金になります。そんな事故を防ぐために、弾いている曲のページにしおりをつけるのがおすすめです。

一番簡単なしおりはクリップ。普通のゼムクリップでも充分いいしおりです。一冊の中にいくつかしおりをつけたいページがあるなら、クリップの色を変えればわかりやすいです。リユースできるのもポイント。

練習曲など、一冊の中で何か所かしおりをつけるときは、前後にずらせば大丈夫。小さいお子さんだったら、親御さんが一緒に「この曲は赤いクリップつけようね」と確認しましょう。

折り紙でしおり

折り紙が好きだったら、自分でしおりをつくってみてはどうですか?

わたしは幼少期にものすごく折り紙にこっていて、山口真(まこと)さんの本が大好きでした。その中に、ページの角に差し込むしおりの折り方が載っていて、ページの上部にハートやねこちゃんを取り付けることができます。

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以前伴奏の先生に譜面をお渡しする際、折り紙のしおりをつけました。分厚い曲集の中で弾くのは2曲だったので、しおりがあるほうがわかりやすいのでは? という、母の発案でした。

すると伴奏の先生が「まぁかわいい!」と、すごく喜んでくださったので「芸は身を助く…!」と思いました(芸違い)。先生は折り紙をすごく気に入ってらして、ページをめくるたびに嬉しそうだったので、こうしたグッズは練習や合わせのテンションを上げるのに役立つなぁと感じました。

楽譜の書き込みにも…

楽譜にマークするという意味では、楽譜自体にも上手にマークを使ってしるしを付ける人もいます。

以前の記事で“過ぎたる書き込みは及ばざるが如し”と書いたことがありますが、その点、マークひとつに多くの意味合いを含められたら、とても便利ですよね。

わたしが見たことがある譜面だと、ハートや星をうまく使っているケースがいくつかありました。わたしには持ち合わせがないセンスだったので、初めて見たときには目からうろこが落ちました!

きらめきだったり、うっとりする気持ちだったり…そういったものをメモするには、文字よりもこうしたマークのほうが適切かもしれませんね。

練習は多くの時間を費やすもの。せっかくなら、自分の気分がアガるものに囲まれて過ごしたいものです。こうした小さなこだわりが、練習の支えになります♪


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ABOUTこの記事をかいた人

原田 真帆

栃木県出身。3歳からヴァイオリンを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校・同大学器楽科卒業、同声会賞を受賞。英国王立音楽院修士課程2年在学中。第12回大阪国際音楽コンクール弦楽器部門Age-H第1位。第10回現代音楽演奏コンクール“競楽X”審査委員特別奨励賞。佐々木美子、山﨑貴子、澤和樹、ジェラール・プーレ、小林美恵、ジャック・リーベックの各氏に師事。弦楽器情報サイト「アッコルド」、日本現代音楽協会HPにてコラムを連載。