名曲紹介:宗教曲からハープ独奏まで、もっと知りたいフォーレの魅力


今週も日曜日がやってきました♪

音楽史を概観しながら名曲を聴いていこうという趣旨のこちらの連載、通常であれば一話完結で次の作曲家へと話題を移すのですが、先週の題材は個人的に大好きなフォーレ。とても一回では紹介しきれないよ、ということで、今日も再びフォーレの楽曲を取り上げちゃいます!

前回は、フォーレの作風の変遷を見るべく、夜想曲と舟歌にしぼって作品を聴きました。今日は、フォーレの楽曲のいろいろな側面をのぞき見るべく、複数のジャンルから楽曲をピックアップして聴いていきたいと思います。

まだまだある! フォーレの魅惑的な楽曲

宗教曲『レクイエム Op.48』から「ピエ・イェズ」

フォーレのレクイエムは傑作としてよく知られ、モーツァルト、ヴェルディのレクイエムとともに「三大レクイエム」に数えられています。フォーレにとって死とは、“苦しみというより、むしろ永遠の至福の喜びに満ちた開放感に他ならない”と語っている通り、非常に優しく甘い旋律の楽曲となっています。

シシリエンヌ ト長調 Op.78

チェロとピアノのための作品。さまざまな楽器で演奏されており、フルート×ハープなんかもとっても美しいですよ。

でもこの動画…なぜパイプ椅子?

ヴァイオリンソナタ第1番 Op.13

フォーレの室内楽のうち、一番早い時期に書かれた楽曲です。フォーレのヴァイオリンソナタは全2曲なのですが、第2番が書かれたのは、この第1番が作曲されてから実に40年後のことでした。

歌曲『Après un rêve(夢のあとに)』Op.7-1

歌曲集『3つの歌』の第1曲。フォーレの歌曲の中でもっとも有名な作品です。器楽でもよく演奏されています。歌詞は、イタリアのトスカーナ地方に古くから伝わる詩を、フランスの詩人ロマン・ビュッシーヌが翻訳したもの。

ハープ独奏曲『塔の中の王妃』

フォーレはハープの独奏曲も書いています。大変な難曲だそうですが、とても美しいのでぜひ聴いてみてくださいね。

夜想曲と舟歌については前回の「」で取り上げたのでぜひご参照ください。

 めくるめくフォーレの魅力

フォーレの楽曲はどれをとっても、フォーレ独特の魅力を感じられますよね。私はこれまでヴァイオリン・ソナタや声楽曲を聴く機会はあまりなかったのですが、「フォーレの他の楽曲を聴いてみたい」という動機で新たなジャンルを楽しめるようになりました。

ちなみにこちらはインポートものですが、フォーレの楽曲をジャンルレスに収録した、まさに入門用という感じのCD。もしよかったらお手にとってみてください♪

Panorama: Faure Import
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みなさんもぜひ、「この作曲家好きかも!」と思ったら、今までなじみのなかったジャンルも開拓してみてくださいね!


ABOUTこの記事をかいた人

ノリコ・ニョキニョキ

COSMUSICA編集長。1989年イギリス生まれ。東邦大学医学部医学科中途退学、東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科卒。広告代理店勤務、フリーランスを経て現在は教育業界において出版編集に従事。2016年6月20日にCOSMUSICA立ち上げ。ハープ修行中。