SNSでセルフマネジメントできてる? 音楽家視点で各種SNSを解説

もうSNSをひとつも使ってないよ、という人のほうがレアな時代。SNSはソーシャルネットワーキングサービスの略だよ、なんて注釈は最近つかなくなりましたね。

音楽家はネットに強い人と弱い人の差がなぜか極端。今回は「チョット苦手だな」という方向けに、音楽家が宣伝用・仕事用によく使っているSNSを特徴とともにダイジェストで解説します!

1. Facebook

実名で登録することで、リアル社会でのお付き合いをネットでも、という趣旨のSNS。音楽家はつながりが大切な職業ですからね…! あえて言うなら、Web版の電話帳&日記帳といったところでしょうか。

ちょっと前なら「メルアド教えて」→「ごめん赤外線ないの」→「😱」そして一文字ずつ打ち込む、という苦労がありましたが、Facebookはそれを「Facebookで友達申請するね!」の一言で済ませてくれます。なぜならFacebookを使う人同士はメールも通話も無料でできるから! そして何より世界共通、海外に行っても使えます!

知り合いとの連絡のみならず、 Facebookの中で「ページ」というものを作れば、ホームページふうのものを持つことができるという外向きの使い方も。ネットで演奏会の告知をしたり、知らない人からの連絡も受け付けたい、でも難しいことはしたくない…そんな人におすすめです!

SNS1_2

2. ブログ

ウェブログ、通称ブログはWeb版の日記帳です。日記帳でしかない。演奏会の告知用に開設する人は多くて、なぜならブログは文章を載せるのが本業なので、曲名や開催場所をずらずらと載せることができるからなんですね。で、ホームページを作って運営するよりも、ブログの方が情報の更新が簡単。自分の名前が検索されたときに、本人ブログがあればすぐに出てくるっていうのもあります。

よく聞く「アメーバ」「アメブロ」はブログの一種。最近増えてきた「LINE BLOG」もそう。ブログと名がつくものはすべて「ブログ」というジャンルに属していて、その中でいろいろな会社が独自のブランドを作っています。

3. Twitter

140 文字以内の短い文だけをネットに公開できます。ミニブログ、なんてよく言われます。公開ひとことメモ帳みたいな感じですかね。ひとつひとつの投稿が 140 文字以内なら、何回使っても大丈夫。

ひとの投稿=つぶやきを、その形のまま自分の友達に広める機能=リツイートがあるため、噂話を広めるのが得意なSNSです。それを利用して、演奏会のチラシや自分の演奏動画を本文と一緒に投稿し、拡散を狙う人も。

4. Instagram

Web版の写真アルバムを作れるところ。写真についてコメントも書けるから、スマホできれいな写真が撮れたときに使いたくなるSNSです。演奏会のあとって、つい出演者で写真を撮りますよね。そういうものを投稿しておくと、なんだか演奏家っぽいです(※演奏している・していたリアルな姿を人に伝えられるから)。

5. YouTube

SNS1_3

これをSNSと呼ぶかどうかは意見が分かれますけれど、音楽家にもっとも関係があるから載せちゃいます! おなじみ、動画投稿サイト。だれでも「チャンネル」を開設できて、そこでオリジナルの動画をストックすることができます。

海外だと、音楽家が自分の公式チャンネルを作って自分の動画をアップしている人が結構多いです。また撮り方・魅せ方もうまいんだよなぁ…。最近はスマートフォンで動画の編集も簡単にできちゃいますから、今日撮れた自分の演奏を YouTube に載せよう! なんてこともできちゃいます。

SNSは自分の広告と思って

絶対に使わなきゃいけないものではないし、それを使って疲れてしまうくらいなら無理しなくて良いと思うのですが、最近は演奏会の後で奏者の名前の検索をかけて、次に行きたい演奏会を考える人も少なくありません。

まぁそんなときに、検索して本人の写真が載った何かが出てくると、親近感が湧いたり、またこの人の情報をチェックして聞きに行ってみよう、という気持ちになるもので、SNSを使うというのは「自分の広告をネットの上に貼る」行動なのかなぁと、わたしなんかは思っています。

食べず嫌いだったり、機械はニガテだから避けている、というならば「試しに始めてみたら? 意外に楽しいぜ」と思いますが、しつこいようですが無理はしなくて良いと思います。たとえば付いたコメント全てに返信して神経をすり減らすとか、ちょっとキャラを作りすぎて疲れちゃうとか、そういったことがわたしの意味する“無理”です。

ちなみにたくさんのSNSに手を出すとパスワード地獄になります。最近はFacebookかTwitterをやっていれば、その情報を元手にほかのSNSを作れたりしますので、その意味でもこのふたつはマストに近い…かもしれませんね。

ABOUTこの記事をかいた人

原田 真帆

栃木県出身。3歳からヴァイオリンを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校・同大学器楽科卒業、同声会賞を受賞。英国王立音楽院修士課程2年在学中。第12回大阪国際音楽コンクール弦楽器部門Age-H第1位。第10回現代音楽演奏コンクール“競楽X”審査委員特別奨励賞。佐々木美子、山﨑貴子、澤和樹、ジェラール・プーレ、小林美恵、ジャック・リーベックの各氏に師事。弦楽器情報サイト「アッコルド」、日本現代音楽協会HPにてコラムを連載。