名曲紹介:バロック音楽の立役者、モンテヴェルディの生み出したオペラ


音楽史を追いながら各時代の名曲を紹介していくこの連載。本日はいよいよバロック時代について見ていきます!

「バロック」という言葉は、「歪んだ真珠」を意味するポルトガル語から来ているそうです。これはバロック以降の古典派の形式美に対して、ややアイロニックな意味合いを込めて名付けられたものだそうですよ。

ルネサンス音楽と比べて、バロック音楽の特徴はどのようなものがあるでしょうか。もちろん例外なども多いですが、大きく以下のようにまとめることができます。

  • 統一されたスタイル→多様なスタイル
  • 教会旋法中心のポリフォニー→調性中心のポリフォニー
  • 各声部が同等の価値→上声部と低音部が優位
  • 各声部の動きがリズムを決める→拍節単位がリズムを決める

この時代には、ヴァイオリンをはじめとして、さまざまな楽器の性能が急速に進歩し、楽器に焦点を当てたような楽曲も多く生み出されました。

バロック前期を代表する作曲家といえば、クラウディオ・モンテヴェルディ(1567年5月15日 – 1643年11月29日)。シェイクスピアと同時代に生きたモンテヴェルディは、イタリア・バロック音楽を生み出したといっても過言ではない重要人物。新しいことへの挑戦に意欲的で、残した作品は200以上です。

1607年にマントヴァの宮廷で初演されたオペラ『オルフェオ』はいまだに傑作として名高いものです。

歌劇《オルフェオ》トッカータ/モンテヴェルディ

モンテヴェルディの生み出したオペラの多くは現存していないのですが、『ウリッセの帰還』と次に紹介する晩年の名作『ポッペアの戴冠』はオペラ史の上でも重要な位置付けとして見られているそうです。

歌劇《ポッペアの戴冠》より『Pur ti miro, Pur ti godo』/モンテヴェルディ

すてきだ…!

モーツァルトのオペラが現れるのが、この『ポッペアの戴冠』の初演から100年後のことと考えるとモンテベルディがいかに天才的だったかわかります…。

さて、次回はまだまだバロックの話題。来週ご紹介するのは、通奏低音を効果的に用いて名作の数々を残したヴィヴァr……いや、まだ秘密にしておきましょう(バレバレ)。

ではまた次週お会いしましょう♪