気分別♪ 声楽家みずかの選ぶオススメのクラシック曲

こんにちは(*^^*)

今回は記念すべき第10回目! ということで、今日は少し肩の力を抜いて、私のオススメする名曲たちをご紹介いたします✨

私の好みにはなりますが(笑)、クラシックになじみのない方でも聴きやすいと思われる楽曲を、その日の気分別に楽しめるようまとめてみました♪

*疲れたときに*歌曲

シューマン
<女の愛と生涯>より第4曲目「Du Ring an meinem Finger(私の指の指輪よ)」

シューマンのことを少しお話ししたいと思います。

シューマンは、19世紀ロマン派と呼ばれる時代に生きたドイツの作曲家です。当時ドイツでは文学の影響を受け、ロマン的なもの、すなわち愛・憧れ・夜・遠いものへの憧憬・死などに対する興味が強くなっていました。その中でシューマンをはじめ、多くのドイツ人作曲家が、ロマンをテーマに多くの歌曲を残しました。

💠曲について

この曲が作られたのは1840年。“歌曲の年”と呼ばれている年です。

それまでピアノ曲ばかり作っていたシューマンでしたが、当時世界的なピアニストであったクララと結婚したこの年に、約124曲の歌曲を生み出しました♪  これはシューマンが生涯作曲した歌曲の約半数です! 結婚を経てどのような気持ちで歌曲の作曲にあたったのかは分かりませんが、シューマンのこの年の歌曲には愛があふれているように感じます。

シャミッソーの詩につけられた8曲からなるこの連作歌曲は、女性が未来の夫に出会い、恋をして、恋人になり、不安を抱き、乗り越えて結婚し、歳をとり死別するまでの人生が描かれています。今日ご紹介する曲は第4曲目です。自分の指にはめられた指輪を眺め、婚約の喜びと夫への献身の気持ちを歌います。

主人公の幸せがこの時期のシューマンの幸せを映し出しているかのような、とても温かな曲です❤️

そのたっぷりの愛情で疲れた心を包み込み、癒してくれるでしょう(*^^*)

<女の愛と生涯>第4曲目

*楽しいとき・やる気を出したいとき*ウィンドオーケストラ

楽しい気持ちになりたいときはやっぱりウィンドオケ!! ウィンド、すなわち管楽器のみのオーケストラです✨  管楽器ならではの、華やかでキラキラした音楽を聴いていると心がウキウキします🎶

ちなみに私は楽譜の製本をしながら、お部屋のお掃除をしながら、演奏会の準備をしながら、旅行の荷造りをしながら…よく聴いています🎵  聴きながら手を進めるとはかどることはかどること!!!(笑)

(もちろん集中して聴くことも多々ありますのでお許し下さい…🙌🏻 )

「PANDASTIC!!」

この演奏は「ぱんだウィンドオーケストラ」の皆さんによるもの。藝大同期の管打楽器科の生徒が中心となり結成したオーケストラです。オーケストラ名は、メンバー藝大入学の年に大学の近くの上野動物園にパンダがやってきたことにちなんでつけられたそうです🐼

CDが発売されたりテレビにも出演するなど、吹奏楽界注目NO.1のオーケストラです!✨


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タワレコなどでも購入できます^ ^

*悲しいとき・寂しいとき*ピアノ曲

ブラームス
<6つの小品Op.118>より「第2曲・第5曲ロマンス」

本当に悲しみに暮れているとき、言葉は必要ないかもしれません。そんなときにはピアノ曲をオススメします。

この曲はドイツの作曲家ブラームスの作品。残されている肖像画がものすごくカッコいいのはさておき (笑)、その愛の深さ・忠誠心・孤独・知性ゆえに多くのファンがいる作曲家のひとりです。

(引用:Wikimedia Commons

💠曲について

ブラームスは先ほどご紹介したシューマンの弟子でもあり、シューマンとその妻クララのことを生涯慕っていました。シューマンが亡くなった後もブラームスはクララを経済的にも精神的にも支え続けました。

しかしあるとき、すれ違いからクララと絶縁状態になってしまいます(こちらのエピソードは割愛させていただきますが、気になる方はぜひ調べてみてください💡)。この曲集は、親愛なるクララに宛てて謝罪の気持ちを込めて贈られたものだといわれています。

クララへの深い愛情、謝罪の気持ち、そしてシューマンへの尊敬が込められた音楽のように思えます。この曲を贈った3年後にクララは亡くなり、ブラームスは後を追うかのようにその翌年に亡くなりました。

ブラームスの音楽にはいつも悲しみと、それをも包み込む深い愛と秘めた情熱を感じます。悲しいことがあって眠れないときなどにこの曲を聴いていると、まるでホットミルクのように温かく心に沁み込んでいき、いつの間にか穏やかな夢の世界へ連れていってくれます☕️

<6つの小品( 18:13〜)> 19:15〜第2曲、27:08〜第5曲


いよいよ9月になり、秋のはじまりを感じますね。秋といえば芸術の秋。皆さまもぜひ、この秋はクラシック音楽をたくさん聴いてみてください!

お気に入りの一曲に出会えますように♫

ABOUTこの記事をかいた人

小林 瑞花

東京都出身。国立音楽大学附属中学校ピアノ科を卒業した後、声楽科に転科。同高等学校声楽科卒業。東京藝術大学声楽科ソプラノ専攻を経て、現在同大学大学院音楽研究科修士課程声楽専攻2年在学中。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017に出演。文部科学省日本代表トビタテジャパン6期奨学生としてイタリア及びフランスに留学予定。