芥川也寸志個展 オーケストラ・トリプティークによる

本日は演奏会のご紹介です。

日本人の書いたクラシック音楽を、聴いたことがありますか?
実はこの100年で日本人が作曲した管弦楽曲は3000曲を超えるとも言われています。

2012年に結成された「オーケストラ・トリプティーク」は、日本人作曲家の音楽を専門にしているオーケストラ。主に35歳以下のプロ奏者によって構成され、管弦楽から小編成アンサンブルまで、様々な形態で活動しています。また伊福部昭による『ゴジラ』の音楽をCD化するなど、資料の少ない音楽を発掘し、アーカイブ化することに力を入れています。

このたびオーケストラ・トリプティークが取り上げるのは、芥川也寸志。
文豪・芥川龍之介の三男である氏は、戦後の日本の音楽界の基盤を築いた作曲家のひとりとして優れた管弦楽曲や室内楽を残す一方、大河ドラマ『赤穂浪士』のテーマ曲や、松本清張原作の映画『ゼロの焦点(1961年)』『わるいやつら(1980年)』の音楽など、映像音楽も多く手がけました。

今回の演奏会における何よりの目玉は、オーケストラ・トリプティークの名前の由来となった楽曲『弦楽のための三楽章(トリプティーク)』の演奏です。同オーケストラがこの曲を演奏するのは、なんと初めて。邦人作品の経験豊富な奏者たちと「トリプティーク」の化学反応は見逃せません。

◆演奏会情報

・2016年7月13日(水)
「『芥川也寸志個展  オーケストラ・トリプティークによる』芥川が弦に込めた想い」

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会場:渋谷区立文化総合センター大和田 伝承ホール

曲目:芥川也寸志
「弦楽のためのトリプティーク」ワルシャワ音楽賞受賞作品
「2群の弦楽オーケストラのための陰画」NHKラジオ放送初演
ほか映画音楽

指揮:水戸博之
演奏:オーケストラ・トリプティーク
コンサートマスター:三宅政弘
編曲:清道洋一
企画・構成・司会:西耕一

<チケット料金>
一般:3,500円/学生:2,500円/高校生以下:1,500円(すべて税込)
※当日券は全席500円増し
※全席自由

<チケットお取り扱い>
カフェンティ
または
オーケストラ・トリプティーク公式サイト

主催:スリー・シェルズ